桜の季節🌸
桜の季節になると思い出す不思議な体験。
私がまだ小学生になるかならないかの頃
4つ上の姉が遊びに行くのを追いかけて、
一緒に遊びたい私と遊びたくない姉…
いつも振り切られて、泣く泣く家に帰る事を繰り返していた。
そんなある日、いつも通りに姉に振り切られて、いつもの道をトボトボと帰っている時に見つけた林の入り口…いつも通っているのに気が付かなかった入り口。
「どこに続いてる?」
覗き込んでみると、奥にひらけた広場が見えた。
「入ってみよう!」
入り口から少し歩くと林の木が無くなり、丸い広場に出た。
そのど真ん中にでっかい桜の木が鎮座していた。
桜の木だと分かったのは、満開の桜🌸
その木に吸い寄せられるように木の根元まで歩いて行った。
そこから見上げると空が見えないぐらいに桜🌸桜🌸桜🌸
今までこんな立派な桜の木を見た事がなかった私は嬉しくて母にその桜の話をしました。
その話を聞いて母は
「あそこの林にそんな広場はないよ。アンタ、何言っとるん?」
そんなことを言われて次の日、その林に行ってみたところ、入り口らしき場所はあるものの林の奥へ行くだけ。そして林を抜けてしまう…
桜すらない林に変わっていました…
私が見た大きな桜の木🌸は、どこに行ってしまったんでしょうね〜?
いつも1人泣きながら帰る私を慰めてくれたのかなぁ〜⁇
その事がキッカケになり姉じゃなく桜の木を追いかけだした私の不思議体験でした。